川崎市にある岡本太郎美術館に行ってきました。特別展で「岡本太郎が愛した沖縄展」をやっていました。岡本太郎が沖縄で撮った写真がたくさん飾ってありました。戦後すぐくらいの沖縄の風景とか、儀式でのシャーマニズム的なものの写真もありました。岡本太郎がこういう写真も撮るんだとか、その沖縄の風景自体とかも、なかなかと興味深かったです。
今回で二回目の来館となりましたが、一度目は彼女と、今回は「明日の神話」を母がみたいと言うので母と来ました。大きな絵で、しっかりと展示してありました。この絵は、僕的にはかなりおどろおどろしい感じなんだけど、明日へつながる希望みたいなものがメッセージだとか。うーむ、水爆の恐ろしさしか感じないよ
岡本太郎は絵の迫力も凄いんですが、名言がなんともいいんだよね。今回心に残った名言は、「個性的なものの方が、むしろ普遍性がある」という、大阪万博の「太陽の塔」建設批判への反論です。いちいち言うことがかっこいいんだよな。なんか、本物のアーティストっていうのは、哲学みたいのもしっかりしているよな~。
毎回、新しい発見がある岡本太郎美術館でした。実はこの美術館建設に反対していた人たちもいたとか・・・。僕は川崎市の住民ですが(住民税も払ってます!)、大成功だと思います。人気もあるし、展示もいい感じだしね。生田緑地の自然を守れ!みたいな反対運動だったのかもだけど、うまく自然を残して建てられてるんで、自然や森林公園の生田緑地の在り方としても矛盾していない。僕は美術館が建てられる前の状態を知っていたわけなんですが、うっそうとしていてかなり気味悪い場所だったんだよね。関東ローム層崩落実験のいわく付きの場所そばだからね。美術館建設で雰囲気が明るくなったのは間違いないね。亡くなった人の供養もいまでもされているし、問題ないと思うんだ~。